Vol.08 ロックスターDIAMOND☆YUKAI誕生

バンドを解散して次にこれからの自分の目指すソロシンガーへ向けて着々と準備しなきゃいけない時が迫ってきていた。
ファンは僕を待っているはずだ。しかし並みのシンガーじゃいけない。輝くロックスターじゃなくちゃだめだ。ともかくド派手に決めよう。それが当時のマネージャー加藤チャンとの合言葉だった。
アメリカでしかもロッドスチュアートやクラプトンがレコーディングしてるLAチェロキースタジオでプロデューサーはトムダウトにしたかったが高齢のため断念。
しかし望めば叶うと言うかギターに当時のロッドバンドのジムクリーガン、ロビンや後にキースバンドに入るワディワクテルなどそしてサックスにマイケルパウローと夢のようなメンツが参加してくれてぶっちぎれたソロデビューアルバムになりそうだぞと。
プロモーションビデオだって今や香港で撮影監督として活躍してるクリストファー・ドイルに、バックのミュージシャンは全部女性で当時マイケルジャクソンのバックをやっていたギターやらあげればきりがないほどゴージャスだ。
自分が憧れたロックスターのイメージをすべて現実化するというアイディアは今考えてみると日本の芸能界と完璧にずれていた。
当時僕が目指していたものは日本のロックじゃなくてアメリカだったんだろうね。
凱旋公演の日本武道館は二時間でソールドアウト。日本のロックスーパースターここにありなんちゃって。
すべては順調に進むと思っていた。が世の中そうは問屋が卸さないときたもんだ。
これからが実は世の中といつもずれまくり好奇心旺盛で何でも試したがる過去を顧みない、積み木を積んでは壊してまわる豪快君しかしまたの顔は黄昏れ野郎のロックスターDIAMOND☆YUKAIの長い長い戦いが始まるということなのにね。